「インフラDX」とは、道路・橋梁・河川など社会基盤を支えるインフラ分野において、デジタル技術やデータを活用して業務の効率化や改善を図ることにより、組織やプロセス、企業や行政など社会全体の変革をめざすことを意味します。当社はインフラDXを推進するために、「行動モデルの変革」「データ利活用モデルの変革」「教育モデルの変革」を進め、業務の品質向上や効率化、さらに社員教育の高度化により、「持続的成長可能な組織の実現」に取り組んでいます。
工事監督支援アプリの開発により、「行動モデル」を変革します
タブレット端末(工事監督支援アプリ)とクラウドを活用し、施工状況の把握・確認および円滑な情報共有が行えるシステムを導入しています。工事監督支援アプリは、国土交通省のガイドラインの改訂をふまえて操作性を向上するほか、電子的な記録にも対応できる機能を拡張するなど、随時更新してします。
学習支援システムや現場VRシミュレーションで「教育モデル」を変革します
学習支援システムの開発により、クラウドやオンライン会議システムを用いて遠隔での学習を可能としています。体系化されたコンテンツで教育の平準化と安定化を図り、新卒・若手・女性の技術者などの育成において、現場で速やかに活躍できることをめざしています。
また、現場VRシミュレーションの開発にも注力しています。段階確認・施工状況の把握のほか、水準測量・トラバース測量の機器操作や視準についても疑似体験できます。本システムでは意図的に施工ミスを盛り込むことにより、「見る」から「視る」への意識変化をうながし、理解度に応じて指導することができます。
文書管理・情報共有ツールの導入により、「データ利活用モデル」を変革します
業務に関する知識や情報をデータベース化し、「属人化の解消」と「情報の共有」につなげています。ファイルを登録・保管するだけでなく、業務に必要な属性情報を付与して管理することにより、文字情報や属性情報から素早くデータ検索をすることを可能としています。
