AWSクラウドを活用して
事業部の発展に貢献する

前職のSIerでは、プロジェクトにおけるシステムの要件定義から、設計、開発、テストを担当していました。上流工程から携わり、お客様と直接やり取りしていましたが、一つの案件をいくつかの会社で分担していたため、認識にズレが生じることも多く、スピード感を持って対応することが難しいと感じていました。加えて、複数の会社が関わると、効率的ではあるものの技術が社内に蓄積しません。そのため、社内一気通貫で進められる企業で働きたいと思い、ティーネットジャパンへの転職を希望しました。開発におけるプログラマーが数多く在籍しており、社内のメンバーだけで案件を進められる体制が整っています。さらに、自治体向けやエンジニアリングなど幅広く事業を横展開していて、ここでも培ってきた技術力を活かせるのではないかと思い、魅力を感じました。
入社後は、企業理念や社内ルールをはじめとする、ティーネットジャパンでの働き方について研修を受けました。慣れない環境で不安もありましたが、会社の一員であるという意識をもって、自然と日々の業務に入ることができました。

入社以降、システムの上流工程でお客様の窓口を担当してきました。これまで数々のプロジェクトに携わりましたが、特に記憶に残っているのは、2015年に経験した大規模システムのリプレースです。簡単に言うと、お客様が自社で保有するサーバーから、Amazonが開発するAWSというクラウドサービスに移行するものでした。当時は、東日本大震災を経て、安心できるデータ管理への関心が高まっていました。さらに、有名な金融機関が自社保有から、外部サービスであるAWSにシステムを移行したことで、ティーネットジャパンにとっても大きな案件だったため、これを機にセミナーへ参加しノウハウを貪欲に習得していきました。学べば学ぶほど、将来的な世の中のクラウド化が想像できました。そのため、ティーネットジャパンでもこれに対応できる体制をつくろうと、社内ワーキンググループを立ち上げることに。月1回、若手社員を中心とする勉強会の輪が広がり、AWSを学ぼうとする技術者が増えたことで、その後の事業拡大へとつながっていくことになります。はじめて大きな案件を担当し、苦労したこともありましたが、クラウドに関する知識が身についたことで、その後の技術革新に対しても柔軟に対応できました。


システムは、時代によって常に変化し続けています。今ある知識だけでは対応できないこともあるので、自分自身もアップデートしていかなければならないと感じています。また、2015年以降、AWSに関する案件の受注が急増しています。そのため、自分の知識を深め、社員のモチベーションアップに貢献したいと、AWSの全資格を取得しました。AWSは、一つの資格の期限が3年と決まっていて、年度末までに12個の資格を保有していると、AWS All Certifications Engineersに選ばれます。現在、社内には私をふくめ3名の資格保持者がいます。一つの目標に向かって努力する社員が増えれば、組織全体に良い影響を及ぼすことができるはず。私自身、キャリアを積んできたベテラン社員の一人として、組織に好循環を生み出し、事業部全体の士気を高めたいと考えています。
今後は、Microsoft社のAzureやGoogleが提供するGCPなどの知識を深め、マルチクラウドに対応できるエンジニアをめざします。資格は信頼の証として、お客様からの評価につながります。今後も社内ワーキンググループを通じて、一人ひとりのキャリアアップを応援していきたいです。