監督支援業務を通して
まちのインフラ整備に取り組む

前職は、マリコンといわれる、港湾や護岸の工事、海底トンネル工事など、海洋土木に特化した建設会社で、入社当初から四国に赴任し施工管理の仕事をしていました。結婚後も単身赴任で仕事を続けていましたが、赴任先では残業も多く、しかも土・祝日の出勤も少なくありません。そのため、月に1~2度だけ妻のいる地元の山口に帰るという生活が続いていましたが、家族との時間を大事にしたいという思いが強くなり、妻とも相談のうえ転職を考えるように。以前、ある現場でティーネットジャパンの社員と仕事をする機会があったことや、国土交通省の現場で発注者支援業務の方と仕事をする機会があったため、ティーネットジャパンの仕事内容はなんとなく理解していました。「監督支援業務であれば、家族との時間を大切にしながら、土木の技術を高めることができる」そう考えて、ティーネットジャパンの採用面接を受け、無事採用となり、希望する勤務地(山口)で、妻と暮らす住まいから毎日通勤できるようになりました。

入社後から1ヶ月半、管理技術者に付いて県内の現場をまわりながら、発注者支援業務について学びました。現在は、木与防災工事監督支援業務の担当技術者として、3つの現場を受け持っています。主な仕事は、受注者の現場履行状況および各種管理項目の確認や、官庁・自治体などに提出する書類作成です。発注者側の立場で働くため、受注者側であった前職とのちがいに戸惑うこともありましたが、担当する工事が問題なく完成を迎えたときは、大きな達成感を得ることができました。
また、入社して1年目で、技術論文発表会の支社代表に選出されたときは、本当に驚きました。CS事業本部主催の技術論文発表会は、1,000人ほどの社員がいるなかで、9人が代表として選出され、発表を行います。論文作成は、業務後や業務のすきま時間を使っていたため、時間の捻出に苦労し、挫折しかけたときもありました。周りの方の協力のおかげで論文は無事完成し、みなさんの前で胸を張って発表することができ、大きなやりがいにつながりました。


今後の目標は管理技術者となり、これまでとは違った視点で、発注者支援業務にかかわることです。管理技術者になると、複数の現場を管理する立場となるため、社員のマネジメントが仕事の中心になります。どの現場でも、仕事を担っているのは“人”。日々のコンディションによって各人のモチベーションは変化しますが、地域の方々が安心して生活するためのインフラづくりにおいて、納期の遵守は絶対です。いかに社員が働きやすい環境を整えられるかは、管理技術者の使命。そのため、これまで以上に、組織づくりや効率化・仕組み化について学んでいこうと思います。また、直接、発注者とやりとりすることになるので、安心して仕事を任せてもらうためにも、「この人なら信頼できる」と思ってもらえるよう、キャリアを積んでいきます。