自ら挑戦する道を選び
幅広く活躍するエンジニアに
新卒でティーネットジャパンの子会社であるシステムシンクに入社し、合併を機に2021年に転籍しました。就職活動では、自身のスキルアップにつながる「能動的に働ける会社」である点を重視し、業界を絞らず幅広い職種を検討していました。なかでもSEの仕事は、日々アップデートされる技術に対応する必要があり、成長の機会が豊富です。こうした環境で、受動的に案件に取り組むのではなく、上流工程でシステムの設計や構築、要件定義に携われる会社を志望し、システムシンクに入社を決めました。入社後は、プログラミングやシステムに関する研修を通じて、表からは見えない部分でネットワークを支えるインフラエンジニアに興味を持ち、希望通り配属されました。
ティーネットジャパンに転籍後も、以前と同様にインフラエンジニアとして働いています。現在は、Azureなどのクラウドサービスを用いて、お客様のニーズに応じて最適な機能を組み合わせながら、システムの設計から構築まで一貫して携わっています。実務では、経験やスキルを考慮しながら案件ごとに6名ほどのチームが組まれます。
以前、お客様の拠点にあるサーバーをAzureのクラウド上に移行する案件に上司と二人で携わりました。実作業は全て私が担当し、最終チェックを上司にお願いしてお客様へ提供する業務を1年ほど続けました。当時の私はまだサーバーに関する知識が浅かったため、インターネットで情報を集め、整理しながら手探りで進めていました。検証結果を上司と共有しながら情報の信憑性を精査し、なんとか期限内に完遂できたときは、大きなやりがいを感じました。また、上司へ相談を重ねるなかで、改めて「報連相」の大切さを実感し、現在の業務にもつなげています。
受託案件の設計・構築は問題なく進められるようになったので、今後は案件の見積もり作成からお客様へのサービス提供まで、一連のプロセスを自ら主導できるエンジニアになりたいです。Azureは従量課金制なので、お客様の会社で必要とされるサービスの内容によって費用が大きく変動します。そのため、見積もり作成時に検討事項が多い点が特徴です。的確な見積もりを提示するには、数百種類以上あるAzureのサービスを熟知している必要があるため、日頃から知識をアップデートしています。最近は、AIを用いてシステムを構築し、新たなサービスを提供できないか検証する日々です。多くのお客様が、人件費や工数などの運用負荷の少ないサービスを必要としているため、技術力だけでなく提案力も磨き、案件の獲得に向けて研鑽を重ねていきます。