つくる側から支える側へ

四国のインフラを守り続ける

ティーネットジャパンを
選んだ理由

6年間の現場経験を経て見つけた
発注者支援という仕事

前職は、約6年間建設会社に勤務し、宅地造成工事や高速道路新設工事における法面の整備や、排水の丁張がけのほか、施工管理などを担当していました。少しずつスキルが身につき、一級土木施工管理技士の資格を取得したことがきっかけで、キャリアアップを意識するようになりました。それまで公共工事は、発注者(国や地方自治体など)と受注者である建設会社や設計会社のみで行っていると思っていましたが、実際には発注者支援業務を行う企業が両者の橋渡し役を担っていることを知り、強く興味を持ちました。転職するなら、これまでの知識を活かしながらキャリアアップできる仕事をしたいと考えていたため、発注者支援業務の技術者は、自分に合っていると感じました。

ティーネットジャパンを知ったきっかけは、母校の会報誌に卒業生の進路として掲載されていたことです。調べてみると本社が高松で、母校のすぐそばにあり親しみを感じたため迷わず応募しました。入社後は、先輩社員によるOJTを通じて業務を覚えていきました。

現在の仕事内容について

経験と知識が自身を成長させ
ひとつの道を形にしていく

入社して最初の業務は、香川高速道路事務所管内の工事監督支援でした。それまで高速道路の補修工事の経験が浅かったこともあり、交通量の激しい高速道路上で初めて作業を行ったときは、少し足がすくみました。そんななかで印象に残っているのは、現在も継続して配属されている土佐国道事務所管内で、道路の開通に立ち会った経験です。家族や友人たちが暮らす街の整備に携われたことは、大きな誇りになりました。道路事業を進めるうえで地域住民の方々の理解が、何よりも重要です。完成までには長い時間がかかり、ときには厳しいご意見をいただくこともありますが、自治体の道路・河川担当者と話し合い、調整を重ねた結果、調査・計画から設計、工事へと段階が進んでいく過程は、担当者としてやりがいを強く感じます。今後も道路の都市計画決定や新規事業化、トンネル貫通や開通などの大きなイベントに関わることができるため楽しみにしています。

今後の目標

資格取得を通じて専門性を磨き信頼される技術者をめざす

今後は、受注者と同じ目線で話せるよう、建設コンサルタント業務に特化した資格である、技術士やRCCMといった資格の取得をめざします。具体的には、国土交通白書に記載されている施策や取り組みの目的、今後の動向などを勉強し、変化に遅れをとらないようにしていきたいです。特にWISENETやカーボンニュートラル、DX、地域治水など、担当している道路事業や業務にも活かせる内容は重点的に勉強し、業務改善や技術の提案に役立てていきたいと思います。技術士は、国家資格であり、難関資格とされていますが、講習にかかる費用は会社から補助されており、挑戦できる環境が整っています。将来的には、管理技術者として、複数の業務を管理できるようになるとともに、どの事務所からも信頼して仕事を任せてもらえるそんな人材になれるよう、貪欲に学び続けていきます。

入社希望の方へ
メッセージ

発注者支援業務は、実際に工事を行う建設会社とは違い、目立つ仕事ではないかもしれません。ですが、暮らしを支える重要な仕事であることは同じです。安心安全なインフラを整備するため、そして未来のわたしたちの生活がよくなるよう、日々の仕事に取り組んでいます。たとえ発注者支援業務の経験がなくても、ゼネコンや公務員から転職するなら土木の経験を十分に活かすことができます。あるいは、まったくの未経験であっても、物事をやり抜く力と社会のために貢献したいという想いがあれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。そして、いつか完成した道路や橋梁、トンネルなどを一緒に見られる日が来ることを心待ちにしています。