空調設備に関する知見を活かし
湿式調湿機「カサバー」の導入を推進

ティーネットジャパンへ入社する前は、空調関連の仕事をしていて、その後は、総合病院の総務課に中途入社。院内の電気や空調、給排水などの点検や保全を担当するほか、工事の立ち合いやトラブルの対応を行っていました。
数年間の勤務を経て、内勤ではなく、現場で活躍するエンジニアとしてスキルを高めようと一念発起し、空調関連の会社に絞って転職活動をしていました。ティーネットジャパンでは「カサバー」というユニークな湿式調湿機を製造していることから、これまでの経験を活用でき、よりキャリアアップをめざせると考え、入社を決めました。

現在は、カサバーという湿式調湿機の据付・整備等の施工・現場管理に携わっています。除湿には「冷却除湿」、「乾式除湿」といった方法がありますが、カサバーはカセン溶液(塩化リチウム水溶液)を使用した「湿式除湿」と呼ばれる方法になります。カセン溶液を冷やすと空気中の水分を吸収し、温めると水分を吐き出します。そのため予め温度・濃度を設定し、お客様が求める空気環境を作りあげていきます。また、カセン溶液は塩化ナトリウムつまり食塩水と構成が似ている物質であり、いわゆる塩水です。そのため金属が錆びやすいというデメリットがありますが、一方で除菌効果があり、塩水に触れた細菌やカビなどを抑制し、増殖を抑えるという性質があります。これらの性能を活かし、ソフトカプセルの製造メーカーや酒造メーカーに多く導入されています。
カサバーの業務に携わっていく中で大変だったことは、真夏の現場作業です。まだ入社して間もない頃だったので、右も左もわからない状態で、連日40度近い気温のなか、作業していました。どのように立ち回ればいいのかわからず困惑していたところ、先輩方のサポートもあり、乗り切ることができました。現在は、徐々に仕事にも慣れ、一歩ずつスキルアップに努めています。


今後の目標は、設計をはじめ一から案件に携わることです。配管・仕様等の図面作成もできるようになりたいです。先輩方から現場での仕事や設備に関する知識を吸収して、さらに新しい技術も身につけ、一人前の作業者として成長していきたいです。そして、カサバーをより多くの方に知ってもらい、ティーネットジャパンが“選ばれる”企業となるよう、貢献していきます。